薬剤師の転職理由として残業の多さを挙げる方は少なくありませんが、転職後に本当に残業時間は減るのでしょうか。「やっと転職できた職場でも、また残業が多くて同じ悩みを抱えてしまった」——そう感じる薬剤師は一定数います。残業が続く職場から脱出したいと思いながらも、転職すべきかどうか判断できずに悩んでいる方も多いはずです。この記事では、薬剤師の残業時間に関する厚生労働省の実態データ(月何時間なら転職を考えるべきか)、転職しても残業が繰り返される構造的な原因(みなし残業の罠を含む)、実際の転職後の改善事例と失敗例、そして面接・退職時に転職理由を正しく伝える例文まで、薬剤師の転職と残業問題を総合的に解説します。
- 薬剤師の残業時間、月何時間から転職を検討すべきかの法律・医学的な基準
- 転職しても残業が繰り返されるみなし残業の罠と職場構造の問題
- 実際に残業が改善した・しなかった転職ケースの比較
- 面接・退職時に「残業が多い」をポジティブに言い換える例文3パターン
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薬剤師の残業実態:転職理由として有効な根拠データ
薬剤師の残業が転職理由として妥当かどうかを判断するには、まず客観的な数値を押さえておく必要があります。「自分の職場だけが異常なのか」「それとも業界全体がそうなのか」を見極めることが、後悔しない転職の第一歩です。
薬剤師の平均残業時間は月10時間——だが職場によって倍以上違う
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、薬剤師の1ヶ月あたり平均超過実労働時間は月10時間です(厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」)。男女別では男性が月11時間、女性が月9時間となっています(同上)。
ただし、この数値はあくまで全体平均です。企業規模1,000人以上の大企業に勤める薬剤師の場合、平均残業時間は月15時間に跳ね上がります(同上)。
平均10時間って少なく感じますが、私の職場は月30時間近くて…。これって普通じゃないんですか?
平均値にはカラクリがあるんだ。パートタイムで残業ゼロの薬剤師も含まれているから、フルタイムで働く薬剤師の実感とは大きくずれるんだよ。「月10時間」を見て安心するんじゃなくて、自分の職場の残業が法律上どのラインに位置しているかを確認することがポイントだね。
参考として、医師の平均残業時間は月20〜29時間(厚生労働省調べ)、看護師は月6〜8時間です(同上)。薬剤師は看護師よりも残業が多い傾向にあり、特に病院勤務の場合は医師に近い水準になることもあります。
「月何時間なら転職を考えるべきか」法律と医学の判断基準
残業時間がどの程度であれば転職を検討する目安になるのか、法律と医学の両面から整理します。
| 残業時間 | 法律・医学上の位置づけ | 推奨アクション |
|---|---|---|
| 月45時間以内 | 36協定の原則上限 | 即転職より職場改善を検討 |
| 月45〜80時間 | 45時間超で脳・心臓疾患との関連が強まる | 転職を真剣に検討すべき水準 |
| 月80時間超 | 過労死ラインに接近 | 即時転職活動の開始を推奨 |
| 月100時間超 | 過労死ライン超え | 健康被害リスク高・即時対処 |
厚生労働省が定める時間外労働の原則上限は月45時間・年360時間です(厚生労働省)。過労死ラインとされるのは月80〜100時間ですが、月45時間を超えた段階で脳・心臓疾患との関連が強まるとされています(同上)。
なお、過労死ラインは個人差や職場差がありますので、あくまでも転職を検討するひとつの目安としてとらえてください。月45時間を超えたからといって直ちに健康被害が生じるわけではありませんが、「体がつらい」と感じている方は早めに行動することをお勧めします。
月45時間超は「転職を真剣に検討すべき水準」です。月80時間超は過労死ラインに接近しており、健康被害リスクが高まります。「つらい」と感じているなら、まず数値を確認してください。
職場別の残業時間と原因(調剤薬局・病院・ドラッグストア・企業薬剤師)
同じ薬剤師でも、職場によって残業の原因と時間は大きく異なります。
| 職場種別 | 平均残業時間の目安 | 主な残業原因 |
|---|---|---|
| 調剤薬局 | 月5〜15時間 | 処方箋の混雑・在宅対応・棚卸 |
| 病院(大規模) | 月15〜30時間 | 夜間救急対応・NST・多職種連携会議・研修 |
| ドラッグストア | 月10〜25時間 | 閉店後の発注・棚卸・医薬品管理・OTC販売応援 |
| 企業薬剤師(製薬・CRO) | 月0〜10時間 | 繁忙期の書類対応(通常は少ない) |
※職場の規模・立地・人員体制により大きく異なります
病院薬剤師の残業が長くなりがちなのは、夜間救急や多職種連携会議など「患者対応に直結する業務」が多いためです。一方で、医療・福祉業界全体の離職率は14.6%と、全産業平均の15.4%をやや下回っています(厚生労働省調べ)。厚生労働省補助による調査(2019年)では、病院薬剤師の離職率が5%未満の施設が約50%を占めるとされています(同上)。
つまり、残業が多い職場がある一方で、離職率が低く定着率の高い病院も数多く存在します。重要なのは「業界全体」ではなく「自分の職場」が異常かどうかを見極めることです。
残業が減らない本当の原因——転職しても繰り返す人がいる理由
残業が多いと感じた場合、転職を考えるのは自然な判断です。しかし、転職後も残業が改善しないケースには共通した原因があります。
みなし残業(固定残業代)の罠:転職先でも同じ問題が起こる仕組み
みなし残業ってよく聞くけど、実際どういう仕組みなんですか?
みなし残業(固定残業代)は、基本給に一定時間分の残業代をあらかじめ含める仕組みだよ。たとえば「月30時間分の固定残業代を含む」と書いてある求人は、月30時間までの残業代が給与に組み込まれているんだ。問題は、その時間を超えた分の残業代がきちんと支払われないケースがあること。さらに、固定残業代が含まれていると見かけ上の給与が高く見えるから、実質的な時給が低い可能性もあるんだよ。
社労士の解説によると、みなし残業(固定残業代)の仕組みを利用している場合でも、みなし残業時間を超えた分は別途支払い義務があります(社労士解説)。また、みなし残業時間が月45時間を超えて設定されている場合は、適法性に疑問が生じる場合がありますので確認が必要です(厚生労働省)。
転職先の求人票に「固定残業代含む」と記載がある場合は、以下の5項目を必ず確認してください。
- 「固定残業代○○円(月○時間分)」と明記されているか
- みなし残業時間を超えた分の別途支払いが明記されているか
- 基本給と固定残業代が分けて記載されているか
- 固定残業時間が月45時間以内であるか
- 実際の残業時間実績をエージェント経由で確認できるか
人員不足・処方箋枚数・在宅対応——職場構造が変わらないと残業は減らない
リクルートメディカルキャリアが薬剤師向けアプリ「ヤクチエ」登録者655人を対象に行った調査(2024年3月)によると、転職を考えたきっかけの第1位は「業務負荷が高い」で39.4%でした(リクルートメディカルキャリア調査、2024年3月)。続いて「給与への不満」が38.6%、「人間関係への不満」が33.3%です(同上)。
この結果が示しているのは、業務負荷(残業を含む)が薬剤師の転職理由として最も一般的だということです。しかし注意すべきなのは、転職先でも同じ構造——人員不足、処方箋枚数の多さ、在宅対応の増加——があれば、残業は減らないという点です。
特に在宅対応の拡大は近年の大きな変化です。処方箋枚数は変わらないまま在宅業務が加わり、結果として残業が増えている職場もあります。「残業が少ない」という求人条件だけで転職先を選ぶと、入社後に同じ悩みを抱えることになりかねません。
転職後も残業が改善しなかった薬剤師100人調査の失敗傾向
合同会社スマスタが薬剤師100人を対象に行った転職失敗例の調査では、転職後に「残業・激務」が失敗原因だったと回答した人は14%でした(スマスタ調査)。さらに「事前情報との相違」が15%で2位を占めています(同上)。
「前職の調剤薬局では、業務量が多く残業も多かったのに給与や待遇があまり改善されず、将来のキャリアも見えませんでした。患者さんとじっくり向き合う時間もなく、このままでは自分の成長が止まると感じたことが決め手でした」(みっちーさん・29歳女性・調剤薬局薬剤師)
※本コメントは、クラウドワークス上で募集した薬剤師限定アンケート(自由記述)より引用。
実施期間:2019/12/30〜2025/12/09(承認日基準)、回答数:40名。
※期間はクラウドワークス上での回答承認日であり、体験が起きた時期とは一致しない場合があります。
個人が特定される情報は削除し、誤字脱字は文意を変えない範囲で整形しています。
※回答は自己申告で、無作為抽出ではないため、結果を一般化するものではありません。
このように、「残業が多いから辞めたい」と感じている薬剤師は確かに多いものの、転職先での残業条件を十分に確認しないまま転職した結果、同じ悩みを抱えるケースが少なくありません。
転職前に確認すべきポイントは、前述のみなし残業チェックリスト5項目に加えて、「人員体制は十分か」「処方箋枚数に対して薬剤師の配置人数は適正か」の2点です。これらを事前に確認しておくことで、転職後の後悔を大きく減らせます。
転職エージェントを利用すると、求人票だけではわからない残業の実態を事前に確認できます。一人で判断する前に、プロに相談してみることをお勧めします。
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転職後、残業は本当に改善するのか?実例と失敗例
転職の判断基準と、繰り返す失敗のパターンが分かったところで、実際に転職した薬剤師たちの結果を見ていきましょう。
残業が改善した転職ケース(病院→調剤薬局、薬局→企業薬剤師)
ケース1:病院→調剤薬局(harmaさん・30歳女性)
急性期病院で5年間勤務し、月4回の当直とオンコール対応、土日も勉強会や学会準備に追われていたharmaさんは、調剤薬局への転職を決意しました。
「激務と給与のアンバランスさが決定打でした。月に4回の当直とオンコール対応があり、土日も勉強会や学会発表の準備で潰れる日々。それだけ働いても、手取りは20代後半で22万円程度でした」(harmaさん・30歳女性・病院薬剤師から転職)
※独自アンケート(2025年12月回答)より引用
転職後は中規模チェーンの門前薬局で管理薬剤師候補として勤務し、当直・夜勤なし、残業月5時間以内とほぼ定時上がりの生活に変わりました。年収も380万円から500万円に120万円アップしています。
改善につながったポイントは、転職先で「監査システムや自動分包機が最新であり、対物業務の効率化が進んでいた」ことです。設備投資に力を入れている職場を選んだことで、業務効率が上がり残業が大幅に減少しました。
※すべての方が同様の改善を得られるわけではありません。
ケース2:調剤薬局→企業薬剤師(CRO等)
企業内薬剤師やCRO(開発業務受託機関)への転職は、残業が少ない転職先の選択肢として注目されています。転職成功事例によると、CROで働く薬剤師は「ほとんど残業しない」との報告があります(CRAばんく転職成功事例)。
ただし、CRAなどの職種は出張や転勤が伴うケースもあるため、残業以外の条件も含めて総合的に判断することが大切です。
転職後も残業が変わらなかった・悪化したケース
残念ながら、転職しても残業が改善しなかった事例もあります。
スマスタ調査では、転職先で「慢性的な人員不足のために業務が過多になった」という失敗例が報告されています(スマスタ調査)。求人票では「残業少なめ」と記載されていたにもかかわらず、実際には人員不足で業務過多だったというケースです。
「仕事の早い先輩に、仕事が遅いから残業してるのに残業代をもらうなんて、と言われ、3〜4時間のサービス残業は当たり前でした」(そらさん・36歳女性・病院薬剤師から調剤薬局へ転職)
※独自アンケート(2025年12月回答)より引用
そらさんの場合は、転職前の病院でサービス残業が常態化していたことが転職のきっかけでした。最終的には自宅から近い調剤薬局へ転職し、パートで17時までの勤務に切り替えることで働き方を改善しています。
※すべての方が同様の改善を得られるわけではありません。
転職成功と失敗を分けた3つのポイント
上記の事例を踏まえると、転職後に残業が改善するかどうかは以下の3つのポイントで決まります。
①残業の「原因」を特定してから転職先を選んだか
自分の残業が「人員不足」によるものか「業務の種類」によるものかで、選ぶべき転職先は変わります。人員不足が原因なら人員体制が充実した職場を、業務の種類が原因なら業態そのものを変える転職を検討すべきです。
②求人票の情報だけでなく、実態を確認したか
スマスタ調査で「事前情報との相違」が失敗原因の15%を占めている(スマスタ調査)ことからもわかるとおり、求人票と実態のギャップは転職失敗の大きな要因です。職場見学や転職エージェント経由での情報収集が、このギャップを埋める有効な手段になります。
③みなし残業(固定残業代)の有無を確認したか
前章で解説したとおり、みなし残業が含まれている場合は見かけ上の給与と実質的な待遇が異なります。転職先の固定残業代の有無と条件を必ず確認してください。
転職の検討材料として、まず専門のエージェントに相談してみることが成功への近道です。
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転職理由「残業が多い」を面接・退職時に正しく伝える方法
残業実態と転職後の現実を把握したところで、実際に転職活動を進める際に最も悩む「面接での伝え方」を解説します。
なぜネガティブな理由をそのまま話してはいけないのか
面接で正直に「残業が多いから転職したい」と言ったら不利になりますか?
正直さは大切だけど、「残業が嫌だから辞めます」とストレートに言うと、採用担当者は「うちでも不満が出たらすぐ辞めるのでは」と考えるんだ。大切なのは、残業を減らしたいという本音を「次の職場で何を実現したいか」に変換すること。ネガティブな事実を否定するのではなく、ポジティブな動機として伝え直すのがポイントだよ。
面接で転職理由を聞かれたとき、「残業が多かった」「労働環境が悪かった」といったネガティブな理由をそのまま伝えると、採用担当者にマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
理由は明確です。採用担当者が知りたいのは「なぜ辞めたか」ではなく「なぜうちで働きたいのか」という前向きな動機です。ネガティブな理由は「不満があるとすぐに離職する人」という印象を与えかねません。
ポジティブに言い換える例文3パターン(残業軸)
以下は、残業を転職理由とする場合のポジティブな言い換え例です。面接時の参考としてご活用ください。
パターン1:スキルアップ重視型
「前職では処方箋対応が主体で、業務負荷が高く自己研鑽の時間を確保できませんでした。より専門性を高めながら患者さんに向き合える環境を求めて転職を決意しました。」
パターン2:ライフワークバランス改善型
「前職の業務量は私にとって過重であり、長期的に患者さんの安全に貢献し続けるためにも、持続可能な働き方ができる職場に移りたいと考えました。」
パターン3:キャリアアップ型(企業転職時)
「調剤業務の経験を積む中で、製薬プロセス全体に携わり医薬品の品質に貢献したいという思いが強まり、貴社への転職を決意しました。」
いずれの例文も「残業が嫌だった」という本音を、「次の職場で実現したいこと」に変換しています。自分の状況に合わせてアレンジしてみてください。なお、これらは参考例ですので、ご自身の経験や志望先に合わせた調整をお勧めします。
退職時(現職の上司への伝え方)と面接時の使い分け
退職時と面接時では、転職理由の伝え方を使い分ける必要があります。
| 場面 | 伝えるべきポイント | 避けるべき表現 |
|---|---|---|
| 退職時(上司への報告) | 「キャリアアップのため」「家庭の事情」など簡潔な理由 | 「残業が多すぎる」「この職場はおかしい」など職場批判 |
| 面接時(採用担当者へ) | 「次の職場で何を実現したいか」という前向きな動機 | 「前の職場は残業ばかりで最悪だった」などの愚痴 |
退職時に上司へ伝える理由は、詳細を語る必要はありません。「キャリアの方向性を見直したい」「新しい分野に挑戦したい」など、前向きかつ簡潔にまとめることが円満退職のコツです。
面接時には、前述の3パターンのように「次の職場で何を実現したいか」を中心に話しましょう。もし残業時間について具体的に聞かれた場合は、「月○時間程度の残業がありました」と事実を淡々と述べたうえで、「だからこそ、より効率的に働ける環境を求めています」と前向きに結ぶのが効果的です。
転職前に確認すべき残業チェックリスト
転職の成功と失敗を分けるのは、事前の情報収集の質です。ここでは、入社前に確認しておくべきチェックリストを紹介します。
求人票の「残業なし」「月10時間程度」を鵜呑みにしてはいけない理由
求人票に書いてあることを信じてもいいですか?
スマスタ調査で転職失敗理由の15%が「事前情報との相違」だったことを考えると(スマスタ調査)、求人票だけを信じるのはリスクが高いね。「残業なし」と書いてあっても、在宅対応が始まったばかりの薬局では帰宅後に電話対応が発生することもある。「月10時間程度」も繁忙期を除いた数値かもしれない。求人票はあくまで目安として、実態は別途確認するのが大事だよ。
求人票に記載された残業時間は、以下の理由から実態と異なることがあります。
- 繁忙期(花粉症シーズン・インフルエンザ期)の数値が反映されていない
- 在宅対応や勉強会など「業務外」とされる時間が含まれていない
- 人員補充が完了していない状態での「想定値」が記載されている
- みなし残業時間分が「残業時間」にカウントされていない
職場見学・面接で聞くべき5つの具体的な質問
転職エージェントや面接の場で、以下の5つの質問を投げかけてみてください。具体的な回答が返ってこない場合は、残業実態を隠している可能性があります。
- 「この求人の実際の月間残業時間実績を教えていただけますか?求人票の記載ではなく実績値で。」
- 「固定残業代が含まれている場合、何時間分ですか?超過した際の支払いはありますか?」
- 「在籍している薬剤師の人数と、直近1年以内の退職者数を教えてください。」
- 「繁忙期(花粉症シーズン・インフルエンザ期)の残業時間はどの程度ですか?」
- 「職場見学または業務終了後に施設を見学させていただくことはできますか?」
特に3番目の質問は、人員不足の実態を把握するうえで非常に重要です。退職者が多い職場は、残っているスタッフに業務負担が集中しやすく、残業が増える構造になっています。
転職エージェントを使って残業実態を事前確認する方法
転職エージェントは、求人票には載らない職場の内部情報を持っていることがあります。担当者が実際に職場を訪問している場合は、残業の実態や人間関係などの「生の情報」を教えてもらえることがあります。
エージェントに確認を依頼する際のポイントは以下のとおりです。
- 「残業が少ない職場を希望」と伝えるだけでなく、「月○時間以内」と具体的な数値で希望を伝える
- みなし残業の有無を確認してもらう
- 可能であれば直近の退職者数や退職理由を聞いてもらう
- 繁忙期と閑散期それぞれの残業時間を確認してもらう
ただし、エージェントにも確認できる情報には限界があります。最終的には職場見学やトライアル勤務などで自分の目で確認することが理想です。
ここまでの情報を整理できたら、次はエージェントに相談して具体的な求人情報を確認してみましょう。
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まとめ——薬剤師の転職理由「残業」で後悔しないために
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。最後に、今回の内容を振り返り、転職前に確認すべきポイントをまとめます。
「薬剤師の転職理由 残業」判断のチェックリスト
転職を検討する際に、以下のチェックリストを活用してください。
- 現在の残業時間は月45時間を超えているか(法律上の原則上限との比較)
- みなし残業(固定残業代)が含まれている場合、その条件を理解しているか
- 転職先の残業実態を求人票以外の方法で確認したか(エージェント、職場見学など)
- 残業の根本原因(人員不足、業務量、職場構造)を特定できているか
- 面接でのポジティブな言い換え表現を準備できているか
すべてにチェックが入っていれば、転職による残業改善の可能性は高まります。ひとつでも未確認の項目がある場合は、転職エージェントに相談して情報を補完することをお勧めします。
転職は人生の大きな決断です。一人で抱え込まずに、まずは専門家に相談するところから始めてみてください。あなたの転職活動が、より良い働き方につながることを願っています。
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本記事は情報提供を目的としており、特定の転職判断を促すものではありません。個別の状況については、専門家や転職エージェントへの相談をおすすめします。
調査概要(独自アンケート)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査名 | 薬剤師の転職支援サイト利用体験アンケート |
| 実施媒体 | クラウドワークス(募集案件) |
| 対象 | 薬剤師(自己申告) |
| 回答数 | 40名 |
| 期間 | 2019/12/30〜2025/12/09(承認日基準) |
| 設問形式 | 自由記述+一部選択式(満足度・利用サービス等) |
| 謝礼 | 募集案件により異なる(クラウドワークス上の条件に準拠) |
| 編集方針 | 個人特定情報は削除/表現統一のための軽微な整形のみ(文意は変更しない) |
| 注意事項 | 無作為抽出ではなく、クラウドワークス応募者に限られるため偏りの可能性があります |
